DIYを始めて、さぁ好きな色に塗装しよう!と思ってもどんな塗料を使ったらいいか悩みますよね
分かります。 我々プロでも候補は浮かびますが、迷ってしまうものです
今回は、鉄部用に焦点をあてて、実際に我々が使っておすすめできる塗料を紹介します
塗料の種類と選び方
塗料には大きく分けて油性、水性塗料の2種類に分けられ、塗装する対象によって数ある塗料から最適なものを選んでいきます
上から順に取捨選択しながら選んでいってくださいね
・油性塗料
大きな特徴として、希釈(塗料をうすめる)するのにシンナーを使用します
有機溶剤ってやつですね
想像がつくと思いますが、臭いがキツイです
有機溶剤中毒の危険性もある為、必ず換気しましょう
防毒マスクを使うのもおすすめです
最近は人体、環境への配慮で使われることが減っていますが、紫外線や雨風にあたる場所などでは油性塗料を使うことをおすすめ
基本的には油性の方が仕上がりの美しさ、塗りやすさでは勝ります
抵抗がない方は油性を使っていきましょう
一概には言えませんが水性に比べて値段が割高な傾向があります
・水性塗料
上記の油性塗料とは違い、水で希釈します
独特な臭いはしますが、人体への影響は少ないので安心ですね
塗装する対象によっては油性に劣らない塗料もある
シンナーを使わない為、引火などの危険性がないのもポイントです
・錆止め塗料
錆止め塗料を塗ることで、鉄からの錆を防止できます
また、プライマーの役割も果たすので積極的に使用しましょう
油性が主流ですが、水性もあります
上塗りの回数を減らす為に、仕上げたい色によって錆止めの色を変える事もあります
- 錆止め色 ・上塗り色
- 白 白系、赤系、黄色系
- グレー シルバー、グレー系中間色
- 赤 黒系、茶系
ですが、基本的には白を選べば問題ありません
錆を防ごう錆止め塗料
鉄が錆びてると腐食が進み、汚らしい印象を与えますよね
長持ちさせる為にも塗っていきましょう
・油性
・1液ハイポンファインデグロ
希釈:塗料用シンナー(ペイント薄め液)
とにかく臭いがキツイですが、錆を止める力は間違いないです
屋外では油性の使用をおすすめします
屋内で使う際は、中毒に気をつけて十分換気を行って下さい
例
鉄、アルミ、溶融亜鉛めっき、クロメート処理亜鉛めっき、ステンレス、硬質塩ビ、FRP
・水性
・水性ハイポンプライマー
希釈:水
臭いが抑えられている為、最近では病院や学校の屋内で使うことが多い印象です
基本的には、油性の方をおすすめしますが、気になる方は水性でもアリと思います
例
鉄、アルミ、溶融亜鉛めっき、クロメート処理亜鉛めっき、ステンレス、硬質塩ビ、FRP
お好きな色で!上塗り塗料
好きな色で綺麗に仕上がると気持ちがいいものですよね
ツヤも基本的には3種類(ツヤ有り、5分つや、ツヤ消し)から選べます
・Hi-CRデラックスエコ(油性塗料)
希釈:塗料用シンナー
木部用塗料でも登場した塗料です
屋内で使用するのが、おすすめです
美しい仕上がりは勿論、乾きも早過ぎないので、ムラになりにくいのもポイントですね
施工しやすさは群を抜いてます
例
屋内の木、鉄部
・1液ファインウレタン(油性塗料)
希釈:塗料用シンナー
こちらも、木部用塗料で登場しました
屋内、外どちらでも使えます
モルタル、コンクリート、ALC、サイディングボードなどの外壁
鉄、木部、硬質塩ビなどの小物(破風板、雨樋など)も塗れる万能タイプ
機能面でも低汚染、防藻、防かび、ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆と優秀ですね
また、乾きが早いので塗りムラに注意してくださいね
例
モルタル、コンクリート、ALC、サイディングボード
鉄、木部、硬質塩ビ
まとめ
候補はみつかりましたか?
今回、紹介した塗料はホームセンターなどで馴染みがないものばかりだと思います
正直、コスパは良くないと思いますが
本当にいいものを紹介したので、長い目で見ればお得かも?ですね
今回の記事が役に立ったと思っていただけた方は、木部用の記事もきっと役に立つと思います
塗料選びに少しでも役に立てば嬉しく思います
皆さんならできます!!頑張って下さい!
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